皆さんこんにちは。山勇牛一貫です。
シャトーブリアンは誰もが耳にした事のある言葉だと思います。さらに「シャトーブリアンは高級」というイメージを持たれている方も多いでしょう。
結論から言えばシャトーブリアンはまさに最高級部位なのですが、何故最高級なのか?またどのような味がするのか?という興味を持つ方は多いと思います。
いつかは口にしてみたいシャトーブリアン。今回はその魅力を解説していきたいと思います。
目次
シャトーブリアンの語源は?
19世紀初頭のフランスの政治家「フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン」が料理人に命じて作らせたことから、このように呼ばれるようになったとされています。また彼はそのおいしさに惚れ込み、シャトーブリアンばかりを食べたそうです。
シャトーブリアンは牛のどの部分なのか?
シャトーブリアンは牛からしか取る事の出来ない部位で、フィレ(ヒレ)肉のさらに肉質の良い中心部分(大腰筋)のことを指します。
赤色で示している部分はフィレになりますが、このフィレの中でも真ん中の肉質が揃った良い部分がシャトーブリアンと呼ばれます。
1頭からわずか2kg程しか取れない希少部位
そもそもフィレ肉が全体の3〜5%程しか取れない希少な部位なのですが、シャトーブリアンは更に希少部位にあたり、何とわずか2kg程しか取れません。
更に需要もあるため、必然的に価格が高くなる部位なのです。
価格が高いだけじゃない?シャトーブリアンの特徴とは?
人でも同じなのですが、運動量が多い筋肉は硬くなります。
しかしシャトーブリアンは牛の体の中で最も運動量の少ない部位なので、非常に柔らかいのが特徴です。
フィレ肉も運動量が少ないのは同じですが、シャトーブリアンはフィレ肉よりも更に肉質が良く、どこを食べても同じ味と柔らかさであるのが特徴です。
脂肪が少ないのに柔らかい
通常柔らかな肉は、霜降り肉のように赤身の間に脂身が混在することによって生み出されるのですが、ことシャトーブリアンにおいては赤身肉であるにも関わらず運動量が少ないために柔らかくなっています。
分厚いカットでも柔らかいのでステーキにするのが◎
硬い部位は少し薄めにスライスしてその硬さをカバーしたりするのですが、シャトーブリアンは厚くカットしても柔らかく硬さが気になりません。
それでいて歯切れが良く、ジューシーで上品な味なので、シャトーブリアンを最大限活かすならやはりステーキが一番です。
ワインとの相性が良い
シャトーブリアンはその舌触りの上品さと繊細さから、ワインと一緒に味わうと更に魅力が増すとされています。
まとめ
シャトーブリアンは元々人の名前から命名され、運動量が少ないフィレ肉のさらに肉質が良く柔らかいわずか2kg程しか取れない部位です。
また脂肪が少ない赤身肉なのに柔らかいので、霜降りは苦手だけど柔らかくて美味しいステーキが食べたいという方には最適です。
当店では特別な飛騨牛「山勇牛」のシャトーブリアンを更に30日以上ウェットエイジングを行い、旨味を凝縮させた状態で提供させて頂いております。
そのため価格はどの部位よりも高級ですが、特別な日やお祝い事に、是非一度シャトーブリアンを味わってみて下さい。
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